グランツーリスモ(PlayStation) | |
---|---|
開発元 | ポリフォニー・デジタル |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
ジャンル | レース&カーライフシミュレーション |
プラットフォーム | PlayStation |
入力 | ゲームパッド(デュアルショック対応)、ネジコン |
リリース日 | 1997年12月23日-JP 1998年5月12日 (US) 1998年5月8日 (EU) |
グランツーリスモ (Gran Turismo) とは、グランツーリスモシリーズの1作目となるレーシングゲーム。1997年にソニー・コンピュータエンタテインメントによりPlayStation向けに発売され、2008年4月時点で全世界1085万本を売り上げた。GT(ジーティー)やGT1(ジーティーワン)の略称の他、1作目という性質上グランツーリスモ1(グランツーリスモワン),初代GT(しょだいジーティー)などとも呼ばれる。
開発[]
グランツーリスモ以前から山内一典はリアルなレースゲームを作ることを希望していたが、それがかなわず、その代わりにモータートゥーン・グランプリシリーズが開発された。2作目で搭載されたおまけゲームの一つ「モータートゥーンR」では、登場する車種こそ架空のフォーミュラカーとストックカーだが、画面デザインや車のモデリングなど、のちに発売されるグランツーリスモに近いデザインがされていた。
モータートゥーン・グランプリシリーズで培った挙動やモデリング技術をもとに、山内はグランツーリスモを開発し、1997年に発売となった。
車種[]
日本国内6メーカー、米国2メーカー、英国2メーカーの計10メーカーより、100車種・146グレード以上を収録。 パッケージにはトヨタ・スープラ(JZA80)とニッサン・スカイラインGT-R(R33)が描かれている。
後発である海外版では収録車種が一部異なる。
トラック[]
オリジナルコース全11コースを収録。本作には実在するコースは収録されていない。
- ハイスピードリンク
- グランバレー・イーストセクション
- グランバレー・スピードウェイ
- オータムリンク・ミニ
- オータムリンク
- トライアルマウンテン・サーキット
- クラブマンステージ・ルート5
- スペシャルステージ・ルート5
- スペシャルステージ・ルート11
- ディープフォレスト・レースウェイ
- テストコース
テストコース以外には逆走コースが存在する(コースの末尾に「II」がつく)。また、クラブマンステージ・ルート5、スペシャルステージ・ルート5、スペシャルステージ・ルート11は「GT Hi-Fi」という隠しモードにて高画質なバージョンが収録されている。
ゲームモード[]
今作ではオートセーブ・オートロードがなく、データはゲーム開始時にロードする必要がある。進行は両モードで独立しているが、データは共有のため、誤ってデータを上書きすると消失する恐れがある。
クイックアーケード[]
あらかじめ用意された車種やコースを自由に選択し、レースを行うモード。シングルレース・タイムアタック・(画面分割での)2プレイヤーズバトルが選択できる。
シングルレースでは、初級・中級・上級とAIのレベルを選択でき(以降の作品と異なり、周回数はAIレベルにかかわらず2周)、車種にもA~Cまでクラス分けがされており、原則プレイヤーの車と同じクラスのライバル車が登場するようになっている。
最初は4つのコース・車種も国内の6メーカーしか選択できないが、各コースごとにシングルレースのA、B、Cクラスで優勝すると対応した隠しコースが解禁される。隠しコースでも同様に3クラスすべてで優勝するとコースに対応した海外メーカーの車種が選択できるようになる。
グランツーリスモモード[]
- 主要記事: グランツーリスモモード (GT1)
モータースポーツライセンス(国内B級、国内A級、国際A級の3つ)を取得し、レースに勝利して資金を獲得し、新しい車を購入したりチューニングしながらレーシングキャリアの頂点を目指すモード。チューニングした車で2人バトル・タイムアタックをすることもできる。
初心者向けの「SPOT RACE」以外のレースイベントではすべてライセンスが必要となるのが特徴。ライセンス試験は「走る、曲がる、止まる」と言った車の基本的な特性や、複合コーナーの切り抜け方などスポーツドライビングの基本を学ぶ内容になっている。最上級の国際A級ライセンスの試験は全てコース1周のタイムアタックであり、以降シリーズの伝統となっている(GT2以降ではスーパーライセンスが最上級)。
リプレイシアター[]
前述の2モードにて記録したレースリプレイや、デモンストレーションを再生可能なモード。
音楽[]
日本版ではゲーム内BGMをT-SQUAREの安藤まさひろが手掛けている。テーマ曲「Moon Over The Castle」は特に人気が高く、GT5までのメインシリーズでその都度リミックスされながらメインテーマとして使われ続けた。
海外版においては、"Everything Must Go (Chemical Brothers Remix)(Manic Street Preachersの楽曲)"がオープニング曲として使われており、ゲーム内のBGMも異なるものとなっている。
|